グリーフケアとは?大切な人を失った悲嘆(グリーフ)と遺族の心のケア方法|5段階モデルと相談窓口

朝の光が差す和室で、温かいお茶を手に静かに故人をしのぶ日本人女性のイメージ写真 終活・エンディングノート

公開日:2026年9月24日 / 最終確認日:2026年9月24日
監修:終活・相続専門チーム(DEN編集部)

大切な人を亡くしたあと、朝起きても体が動かない。ふとした瞬間に涙があふれる。「あのとき、ああしていれば」と自分を責めてしまう。

もし今、あなたがそんな日々の中にいるのなら、まずお伝えしたいことがあります。その悲しみは、決しておかしなものではありません。

深い悲しみは、それだけ相手を大切に思ってきた証でもあります。無理に元気になろうとしなくて大丈夫です。立ち直るまでの時間や道のりは、人それぞれ違ってよいものです。

この記事では、大切な人を失った悲しみ(グリーフ)と、その心を支える「グリーフケア」について、できるだけやさしい言葉でお伝えします。今まさに悲しみの中にいる方にも、いつか訪れる別れに備えたい方にも、読んでいただけたらうれしく思います。

本記事で分かること
– グリーフ(悲嘆)とグリーフケアの基本的な考え方
– キューブラー・ロスの「悲嘆の5段階」のやさしい解説
– 自分でできるグリーフケアの方法と、専門家を頼る目安
– 日本の主なグリーフサポート団体・相談窓口
– エンディングノートが「残される家族の心」を支える理由

※本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療行為・診断・治療に代わるものではありません。また、法律・税務・投資相談でもありません。心身の不調が続く場合は、心療内科・精神科などの医療機関や、グリーフカウンセラーなどの専門家にご相談ください。法律・税務に関する個別の案件は、専門家(弁護士・税理士・司法書士)にご相談ください。記事内の情報は2026年9月時点のものであり、今後変更される場合があります。


  1. グリーフケアとは|悲しむことは「正常な反応」です
    1. 欧米では一般的、日本ではまだ知られていない考え方
    2. ペットとの別れや、そのほかの喪失も
  2. 大切な人を亡くすことは、なぜこれほどつらいのか
    1. 亡くなる前から始まる「予期悲嘆」
    2. 周りに理解されにくい悲しみもある
  3. キューブラー・ロスの「悲嘆の5段階」をやさしく解説
    1. 段階は「順番どおり」でなくてかまいません
    2. 悲しみと日常を行き来する「二重過程モデル」
  4. 自分でできるグリーフケアの5つの方法
    1. 1. 感情をがまんせず表に出す
    2. 2. 日常のリズムを少しずつ取り戻す
    3. 3. 故人の思い出を大切にする
    4. 4. 自分を責める気持ちに、やさしく気づく
    5. 5. 大きな決断は急がない
  5. 専門家やサポートグループを頼るという選択
    1. グリーフカウンセリング
    2. グリーフサポートグループ(わかちあいの会)
    3. 心療内科・精神科への相談の目安
    4. 高額な費用を先に求める団体には注意を
  6. 日本のグリーフケアの現状と主な相談窓口
    1. 対象別のサポートが広がりつつある
    2. 主な相談窓口・サポート団体
  7. 周りの人ができること・避けたい言葉
    1. 善意でも、相手を苦しめてしまう言葉
  8. エンディングノートは「残される家族へのグリーフケア」になる
    1. 「故人の意思」が遺族の迷いと自責を和らげる
    2. 葬儀の希望を伝えることで、遺族の負担が減る
    3. 「ありがとう」の言葉は、何よりの心の支えに
  9. DENで「家族へのメッセージ」と思い出をデジタルで残す
  10. よくある質問(FAQ)
  11. まとめ

グリーフケアとは|悲しむことは「正常な反応」です

グリーフケアとは、大切な人を亡くして深い悲しみを抱えた人に寄り添い、その人のペースで生活を歩み直せるよう支えることです。

「グリーフ(grief)」は日本語で「悲嘆」と訳されます。日本サイコオンコロジー学会と日本がんサポーティブケア学会がまとめた『遺族ケアガイドライン 2022年版』では、グリーフを「喪失に対する心理的・身体的・行動的・スピリチュアルな反応」と説明しています。

つまりグリーフは、心だけの問題ではありません。次のように、体や行動にも表れることがあります。

  • 心の反応:深い悲しみ、怒り、自責の念、不安、何も感じない感覚
  • 体の反応:眠れない、食欲がない、疲れやすい、胸が苦しい
  • 行動の反応:何も手につかない、人と会いたくない、故人の物に触れられない

同ガイドラインでは、死別後の悲しみの多くは時間とともに和らいでいく「通常の悲嘆反応」であり、病気として扱うべきものではないとされています。悲しむことは、心が喪失を受け止めようとしている自然な働きなのです。

欧米では一般的、日本ではまだ知られていない考え方

グリーフケアは、欧米ではホスピスや病院、地域のサポートグループなどで広く行われてきました。一方、日本ではまだ言葉自体を知らない方も少なくありません。

日本で関心が高まったきっかけの一つが、2005年のJR福知山線脱線事故です。突然家族を失った方々を支えるため、グリーフケアを研究する機関が設立されました。現在は上智大学グリーフケア研究所として、研究や人材育成が続けられています。

ペットとの別れや、そのほかの喪失も

グリーフは、人との死別だけに生じるものではありません。家族同然に暮らしたペットとの別れ(ペットロス)も、深いグリーフをもたらします。

「ペットのことで、こんなに落ち込むなんて」と思う必要はありません。健康や仕事、住み慣れた家を失ったときにも、グリーフは起こりうるものです。

あなたが今感じている悲しみも、大切にしてよい感情なのではないでしょうか。


大切な人を亡くすことは、なぜこれほどつらいのか

大切な人との死別は、人生の中でも特に大きなストレスをもたらす出来事の一つです。

米国の研究者ホームズとレイが1967年に発表した「社会的再適応評価尺度」では、人生の出来事によるストレスの大きさを点数化しています。この中で、「配偶者の死」は100点で第1位でした。「近親者の死」も63点と、上位に位置しています(前述の遺族ケアガイドラインで引用)。

順位 出来事 ストレスの強さ
1位 配偶者の死 100
2位 離婚 73
5位 近親者の死 63
8位 失業 47
10位 定年退職 45

出典:Holmes TH, Rahe RH(1967)社会的再適応評価尺度より一部抜粋

また、同ガイドラインでは、死別によって失うのは「その人」だけではないとも述べられています。家族の団らん、思い描いていた未来、心のよりどころ。いくつもの喪失が重なるからこそ、悲しみは深くなるのです。

亡くなる前から始まる「予期悲嘆」

グリーフは、死別のあとにだけ訪れるとは限りません。家族が重い病気と診断されたときや介護が続く中で、別れを予感して悲しみが生まれることがあります。これを「予期悲嘆」と呼びます。

看病や介護をしながら、心のどこかで悲しみを抱えている。そんなご自身の気持ちにも、どうか目を向けてあげてください。

周りに理解されにくい悲しみもある

友人や恋人、元配偶者、ペットとの別れなどは、家族の死に比べて周りに理解されにくいことがあります。ガイドラインではこれを「公認されない悲嘆」と呼び、悲しみを表に出しにくくなる点に注意を促しています。

「こんなことで悲しんではいけない」と感じる必要はないのです。


キューブラー・ロスの「悲嘆の5段階」をやさしく解説

悲しみの心の動きを理解する手がかりとして、よく知られているのが「5段階モデル」です。

これは、米国の精神科医エリザベス・キューブラー・ロスが、1969年の著書『死ぬ瞬間(On Death and Dying)』で示したものです。もともとは、死を目前にした患者さん本人が死を受け入れていく過程として提唱されました。その後、大切な人を亡くした遺族の悲しみにも、似た心の動きが見られると考えられるようになりました。

段階 心の状態 心の中の言葉(例)
① 否認 現実を受け止めきれない 「そんなはずはない」
② 怒り やり場のない怒りがわく 「なぜこんなことに」
③ 取引 何かにすがりたくなる 「もし〇〇していれば…」
④ 抑うつ 深い悲しみに沈む 「もう何もしたくない」
⑤ 受容 現実を少しずつ受け入れる 「受け入れるしかない」

段階は「順番どおり」でなくてかまいません

大切なのは、この5段階は必ず順番に進むものではないという点です。一度落ち着いたと思っても、命日や季節の変わり目に、また強い悲しみが戻ってくることもあります。行ったり来たりするのは、ごく自然なことです。

また、すべての段階を経験するとも限りません。5段階モデルは「こう進むべき」という基準ではなく、「今の自分の気持ちに名前をつける」ための地図のようなものと考えるとよいでしょう。

悲しみと日常を行き来する「二重過程モデル」

近年のグリーフ研究では、シュトローベ(Stroebe)とシュト(Schut)による「二重過程モデル」もよく知られています。

このモデルでは、故人を思って悲しむ時間(喪失への向き合い)と、日常の用事や新しい役割に取り組む時間(生活の立て直し)を、揺れ動きながら行き来することが自然な姿だと考えます。

泣いてばかりの日があっても、ふと笑える日があっても、どちらも間違いではありません。悲しみを忘れて笑った自分を、責めなくてよいのです。


自分でできるグリーフケアの5つの方法

ここからは、日々の暮らしの中で取り入れやすいグリーフケアの方法をご紹介します。すべてを行う必要はありません。心が向いたものを、できそうなときに試してみてください。

1. 感情をがまんせず表に出す

泣きたいときは、泣いてかまいません。信頼できる人に話を聞いてもらうだけでも、心が少し軽くなることがあります。

人に話すのがつらいときは、書くことも助けになります。

  • 故人への手紙を書いてみる
  • その日の気持ちを、短い言葉で日記に残す
  • 言えなかった「ありがとう」を、ノートに書き出す

2. 日常のリズムを少しずつ取り戻す

深い悲しみの中では、眠る・食べるといった基本的なことも難しくなりがちです。完璧を目指さず、「温かい飲み物を一杯飲む」「朝に窓を開ける」など、小さなことから始めてみましょう。

体を休めることは、心を守ることにもつながります。

3. 故人の思い出を大切にする

故人との思い出を、無理に遠ざける必要はありません。写真や手紙、愛用の品などを一つの箱にまとめる「メモリアルボックス」は、気持ちを整理する助けになります。

遺骨の一部を身近に置いて供養する「手元供養」を選ぶ方も増えています。方法や注意点は、手元供養は違法じゃない?自宅で遺骨を供養する4つの方法と5つの注意点で紹介しています。

4. 自分を責める気持ちに、やさしく気づく

「もっと早く気づいていれば」「最期にそばにいられなかった」。多くの遺族が、こうした自責の念を抱えます。

そう感じるのは、それだけ深く相手を思っていたからです。責める気持ちが浮かんだら、「それだけ大切だったんだね」と、自分にそっと声をかけてみてください。

5. 大きな決断は急がない

死別の直後は、判断力が落ちやすい時期でもあります。家の売却や引っ越し、故人の持ち物の大量処分など、あとから取り戻せない決断は、できれば少し時間をおいてからにしましょう。

期限のある手続きは、家族や専門家に手伝ってもらうことも一つの方法です。


専門家やサポートグループを頼るという選択

悲しみは、一人で抱え込まなくてよいものです。誰かに頼ることは、弱さではありません。

グリーフカウンセリング

グリーフカウンセリングは、死別の悲しみに詳しいカウンセラーに気持ちを話し、心の整理を手伝ってもらう方法です。家族や友人には言いにくい思いも、安心して話せる場になります。

グリーフサポートグループ(わかちあいの会)

同じように大切な人を亡くした方が集まり、体験や思いを分かち合う場です。「自分だけではない」と感じられることが、大きな支えになる方もいます。話さずに聞くだけの参加を認めている会も多くあります。

心療内科・精神科への相談の目安

多くの悲しみは時間とともに和らいでいきます。ただし、次のような状態が続くときは、心療内科や精神科など医療機関への相談をおすすめします。

  • 眠れない、食べられない状態が長く続いている
  • 仕事や家事など、日常生活が送れない状態が続いている
  • 「自分も消えてしまいたい」と感じることがある

なお、米国精神医学会の診断基準「DSM-5-TR」(2022年)には、死別から1年以上たっても強い悲嘆が続き生活に支障が出る状態として「遷延性悲嘆症」が加えられました。該当する人の割合は、研究によって数%〜約10%と幅があります。自己判断はせず、専門家の見立てを受けることが大切です。

「自分も消えてしまいたい」という思いが強いときは、ためらわずに、すぐに医療機関や下記の相談窓口に連絡してください。

高額な費用を先に求める団体には注意を

悲しみの中にいるときは、心が弱り、判断力も落ちやすくなります。残念ながら、その状態につけ込む勧誘が存在するのも事実です。

  • 最初に高額な入会金や物品購入を求める
  • 「このままでは故人が救われない」など不安をあおる
  • 家族や友人に相談させず、その場で決めさせようとする

このような場合は、いったん距離をおき、信頼できる家族や公的な窓口に相談することをおすすめします。もちろん、有料のカウンセリングや講座がすべて問題というわけではありません。料金や内容の説明が明確かどうかを、一つの目安にするとよいでしょう。


日本のグリーフケアの現状と主な相談窓口

日本でも近年、グリーフケアの重要性が少しずつ認識されるようになってきました。遺族の悲しみへの支援について、国が実態の把握に乗り出したことも報じられています(日本経済新聞、2021年)。

対象別のサポートが広がりつつある

一方で、支援の内容や受けやすさには地域差があるのが現状です。その中でも、次のような対象別のサポートが各地で広がっています。

  • 自死遺族:自死で家族を亡くした方向けの電話相談や、わかちあいの会
  • がん遺族:病院やホスピスの緩和ケアチームによる遺族ケア
  • 災害・事故の遺族:震災や大きな事故の遺族を支える活動
  • 子ども:親やきょうだいを亡くした子どもと家族を支える活動

ホスピスや緩和ケア病棟の中には、遺族会の開催や、死別後に手紙を送るなどの遺族ケアを行う施設もあります。家族が入院していた病院に、遺族向けの取り組みがあるか尋ねてみるのも一つの方法です。

主な相談窓口・サポート団体

名称 主な内容
全国自死遺族総合支援センター 自死遺族向けの電話相談・わかちあいの会の案内
一般社団法人グリーフサポート研究所 遺族サポート、グリーフサポートの研究・人材育成
日本グリーフケア協会 グリーフケアの普及・アドバイザー養成講座
グリーフサポートせたがや 東京都世田谷区を拠点とした相談・わかちあいの場
精神保健福祉センター(厚生労働省) 各都道府県・政令指定都市の心の健康相談窓口
まもろうよ こころ(厚生労働省) 電話・SNSで相談できる公的窓口の一覧

※各団体の相談日時・受付方法・費用は変更される場合があります。利用前に各団体の公式サイトで最新情報をご確認ください。本記事は特定の団体を推奨するものではありません。

グリーフの理論や遺族ケアについて詳しく知りたい方は、遺族ケアガイドライン(日本サイコオンコロジー学会)も参考になります。


周りの人ができること・避けたい言葉

身近な人が大切な人を亡くしたとき、「何と声をかけたらいいのか」と迷う方も多いでしょう。

グリーフケアの基本は、上手な言葉よりも「そばにいること」です。無理に励まそうとせず、相手の話をさえぎらずに聞くだけでも、大きな支えになります。

善意でも、相手を苦しめてしまう言葉

避けたい言葉 相手が受け取りやすい気持ち
「早く元気になってね」 悲しんではいけないと急かされる
「いつまでも泣いていたら故人が悲しむよ」 自分の悲しみを否定される
「寿命だったんだから」 喪失の重さを軽く扱われる
「気持ちはよくわかるよ」 自分だけの悲しみを分かってもらえない

代わりに、「話したくなったら、いつでも聞くよ」「無理しなくていいからね」と伝えてみてはいかがでしょうか。食事を届ける、手続きに付き添うなど、具体的な手助けがありがたいと感じる方もいます。


エンディングノートは「残される家族へのグリーフケア」になる

ここまで、大切な人を亡くしたあとのケアについてお伝えしてきました。最後にもう一つ、「生前にできるグリーフケア」という視点をご紹介します。

それは、元気なうちにエンディングノートなどで、家族へ自分の思いや希望を残しておくことです。

「故人の意思」が遺族の迷いと自責を和らげる

遺族の悲しみを深くしやすいものの一つが、「本当にこれでよかったのだろうか」という迷いです。延命治療の判断、葬儀の形、遺品の扱い。故人の気持ちが分からないまま決めたことを、あとから悔やむ方は少なくありません。

故人の希望が書き残されていれば、家族は「本人が望んだ形で見送れた」と感じやすくなります。その安心感は、自責の念をやわらげる大きな支えになります。

葬儀の希望を伝えることで、遺族の負担が減る

死別の直後、家族は深い悲しみの中で、葬儀の形式や規模、連絡する相手などを短い時間で決めなければなりません。

  • 葬儀の形式(家族葬・一般葬など)や宗教・宗派の希望
  • 訃報を知らせてほしい人の連絡先
  • 遺影に使ってほしい写真

こうした情報が残されているだけで、家族が悲しみと向き合う時間と心の余裕が生まれます。

「ありがとう」の言葉は、何よりの心の支えに

事務的な情報以上に遺族の心を支えるのが、家族へのメッセージです。

「一緒に過ごせて幸せだった」「ありがとう」。故人からのそんな言葉は、悲しみの中にいる家族にとって、何度も読み返せる心のよりどころになります。

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DENで「家族へのメッセージ」と思い出をデジタルで残す

いまの時代、故人との思い出の多くはスマートフォンの中にあります。家族で撮った写真や動画、LINEのやりとり、SNSへの投稿などです。

ところが、スマホのパスワードが分からず、遺族が写真を一枚も見られないというケースは珍しくありません。故人の思い出に触れられないことは、遺族にとってつらい経験になりえます。

そのため、生前に次のようなことを整理しておくと、家族の負担と悲しみをやわらげる助けになります。

  • スマホやパソコンのロック解除方法を、どう家族に伝えるか
  • 残してほしい写真・動画の保存場所
  • SNSアカウントを残すか、削除するかの希望
  • ネット銀行や証券口座、サブスクリプションの一覧

DEN(Digital Everlife Note)は、こうした大切な情報や家族へのメッセージを暗号化して安全に保管する、デジタル終活サービスです。三分割暗号化方式により、生前は本人以外が見られない形で保管しつつ、いざというときに家族へ届けられる仕組みを目指しています。

家族に終活の話を切り出しにくいと感じる方は、終活を子どもや孫にどう伝える?「重い話」にしない家族コミュニケーションのコツも参考にしてみてください。

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よくある質問(FAQ)

Q1. 大切な人を亡くした悲しみは、どのくらい続くものですか?
A. 悲しみが続く期間は、人によって大きく異なります。数か月で少し落ち着く方もいれば、何年たっても命日などに強い悲しみを感じる方もいます。「いつまでに立ち直るべき」という決まりはありません。ご自身のペースを大切にしてください。

Q2. どのような状態になったら、専門家に相談したほうがよいですか?
A. 眠れない・食べられない状態が長く続く、日常生活が送れない、「消えてしまいたい」と感じるといった場合は、心療内科や精神科、公的な相談窓口への相談をおすすめします。つらいと感じたときに早めに相談してよいものです。

Q3. 子どもが家族を亡くしたとき、どう接すればよいですか?
A. 子どもも大人と同じようにグリーフを感じますが、言葉でうまく表現できず、行動や体調に表れることがあります。年齢に応じた言葉で事実を伝え、気持ちを話せる時間をつくることが大切です。子ども向けのグリーフサポート団体に相談する方法もあります。

Q4. ペットを亡くして立ち直れません。おかしいでしょうか?
A. おかしなことではありません。家族同然に暮らしたペットとの別れは、深いグリーフをもたらします。悲しみを否定せず、思い出を大切にしてください。つらさが続くときは、ペットロスに対応したカウンセリングもあります。

Q5. グリーフケアを受けるのに費用はかかりますか?
A. 自治体や公的機関の相談窓口、NPOによるわかちあいの会などは、無料または低額で利用できる場合があります。民間のカウンセリングは有料のことが多いため、事前に料金を確認しましょう。高額な費用を最初に求める勧誘には注意が必要です。

Q6. 生前にできる「家族のためのグリーフケア」はありますか?
A. エンディングノートなどで、葬儀の希望や家族へのメッセージを残しておくことが挙げられます。故人の意思が分かることで、家族は迷いや自責の念を抱えにくくなります。スマホの写真や各種アカウントの情報を整理しておくことも助けになります。


まとめ

大切な人を亡くした悲しみは、それだけ深く相手を思ってきた証です。悲しむことは正常な心の反応であり、早く立ち直る必要も、無理に前を向く必要もありません。泣く日も笑える日も行き来しながら、あなたのペースで歩んでいけばよいのだと思います。

つらさが続くときは、一人で抱え込まずに、心療内科などの医療機関やグリーフカウンセラー、相談窓口を頼ってください。そして、いつか訪れる別れに備えて、家族に思いや希望を残しておくことも、大切な人の心を守るグリーフケアの一つです。

DENは、相続・遺言・終活に関する大切な情報や家族へのメッセージを、暗号化して安全に保管するデジタル終活サービスです。現在、サービス開始に向けてモニターを募集しています。
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※本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療行為・診断・治療に代わるものではありません。心身の不調が続く場合や、つらい気持ちが強いときは、医療機関(心療内科・精神科など)や専門家、公的な相談窓口にご相談ください。法律・税務に関する個別の案件は、専門家(弁護士・税理士・司法書士)にご相談ください。

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