厚生年金と国民年金の受給額の違いを比較|月9万円・20年で約2,190万円の差が生まれる理由と自分の年金の確認方法【2026年度版】

和室の座卓で、日本人の高齢夫婦がお茶を飲みながら穏やかに家計の書類を確認しているイメージ写真 終活・エンディングノート

公開日:2026年9月25日 / 最終確認日:2026年9月25日
監修:終活・相続専門チーム(DEN編集部)

「会社員だった友人と、自営業の自分。年金はどのくらい違うのだろう」。
「ねんきん定期便は届くけれど、正直なところ見方がよく分からない」。

老後が近づくにつれ、こうした疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。

日本の公的年金には、厚生年金と国民年金の2種類があります。どちらに加入していたかで、老後に受け取る金額は大きく変わります。平均的なモデルで比べると、その差は月9万円以上、20年間では2,000万円を超えることもあります。

この記事では、2026年度の最新データをもとに、2つの年金の違いをできるだけ平易な言葉で解説します。

本記事で分かること
– 厚生年金と国民年金の違いと「2階建て」の仕組み
– 自分がどちらに加入しているかの見分け方
– 2026年度の最新データで見る受給額の差
– 自営業と会社員で、20年間にいくら差がつくかのシミュレーション
– ねんきん定期便・ねんきんネットで自分の年金を確認する方法
– 国民年金だけの人がとれる追加の対策

※本記事は一般的な情報提供を目的としており、法律・税務・投資相談ではありません。個別の案件については、専門家(社会保険労務士・ファイナンシャルプランナー・税理士・弁護士)にご相談ください。記事内の情報は2026年9月時点のものであり、法改正や年金額の改定等により変更される場合があります。

【ご注意】受給額は人によって大きく異なります
年金の受給額は、加入していた期間、働いていた期間の収入、未納や免除の有無、受け取り始める年齢などによって一人ひとり大きく異なります。本記事の金額は平均値や簡易計算による目安です。ご自身の見込額は、ねんきん定期便やねんきんネットで必ずご確認ください。


  1. 厚生年金と国民年金の違いとは?「2階建て」の仕組み
    1. 会社員も「国民年金」に入っている
    2. 2つの年金の比較表
  2. 自分はどちら?加入区分(第1号・第2号・第3号)の見分け方
    1. 人生の途中で区分は変わる
    2. パートでも厚生年金に入る人が増えている
  3. 受給額はいくら違う?2026年度の最新データで比較
    1. 国民年金の満額は、初めて月7万円を超えた
    2. 厚生年金の平均は月約15.1万円
    3. 厚労省の「経歴別」データで見る、実際の差
  4. 【シミュレーション】自営業40年 vs 会社員40年、20年で約2,190万円の差
    1. 計算の前提
    2. 厚生年金の上乗せ分の計算式
    3. 受給額の比較
    4. 年収別の早見表(40年加入の場合)
  5. なぜ差が生まれるのか?3つの理由
    1. 理由1:給与に比例して保険料を払う
    2. 理由2:会社が保険料の半分を負担する
    3. 理由3:払った分だけ多くもらえる設計
    4. 一方で、国民年金ならではの仕組みもある
  6. 老後だけではない:障害・死亡時の保障の差
    1. 障害年金の差
    2. 遺族年金の差
  7. 自分の年金を確認する方法:ねんきん定期便とねんきんネット
    1. ねんきん定期便:誕生月に届く「年金の通知表」
    2. ねんきんネット:いつでも最新の記録を確認できる
  8. 年金だけで足りる?老後の家計の実態
  9. 国民年金だけの人がとれる追加対策
    1. 公的年金を増やす方法
    2. 自分で備える方法
  10. エンディングノートに年金情報を記録しておく理由
    1. 記録しておきたい年金情報
  11. よくある質問(FAQ)
  12. まとめ

厚生年金と国民年金の違いとは?「2階建て」の仕組み

厚生年金と国民年金の違いは、国民年金が全員共通の「1階部分」、厚生年金が会社員や公務員だけに上乗せされる「2階部分」だという点です。

日本の公的年金は、よく「2階建ての家」にたとえられます。

  • 1階:国民年金(基礎年金) … 20歳から60歳までの全員が加入する、定額の年金
  • 2階:厚生年金 … 会社員・公務員が1階に加えて加入する、収入に比例した年金

会社員も「国民年金」に入っている

よくある誤解が、「会社員は厚生年金だけ、自営業は国民年金だけ」というものです。

実際には、会社員も国民年金(1階)に加入しています。厚生年金の保険料には、1階分の保険料も含まれているためです。そのため会社員は、老後に「老齢基礎年金+老齢厚生年金」の両方を受け取ります。

2つの年金の比較表

項目 国民年金のみ(自営業など) 厚生年金(会社員・公務員)
加入する人 20〜60歳の自営業・フリーランス・学生・無職の人など 会社員・公務員(国民年金にも同時加入)
保険料 定額:月17,920円(2026年度) 給与・賞与の18.3%(会社と本人で半分ずつ)
老後の受給額 基礎年金のみ。満額で月70,608円(2026年度) 基礎年金+報酬比例部分。平均は月約15.1万円
障害・遺族の保障 障害基礎年金(1・2級)、遺族基礎年金 上記に加え、障害厚生年金(3級まで)、遺族厚生年金

出典:日本年金機構「国民年金保険料」、厚生労働省「令和8年度の年金額改定について」(2026年1月)、厚生労働省「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

では、自分はどちらに加入しているのでしょうか。


自分はどちら?加入区分(第1号・第2号・第3号)の見分け方

自分がどちらに加入しているかは、「第1号・第2号・第3号」という3つの加入区分で見分けられます。

区分 主な対象 加入する年金 保険料
第1号被保険者 自営業・フリーランス・農業・学生・無職の人 国民年金のみ 自分で定額を納付
第2号被保険者 会社員・公務員 国民年金+厚生年金 給与から天引き(会社が半分負担)
第3号被保険者 第2号に扶養される配偶者(専業主婦・主夫など) 国民年金のみ 本人負担なし

人生の途中で区分は変わる

加入区分は、一生同じとは限りません。たとえば、次のような場合に切り替わります。

  • 会社員を辞めて独立した → 第2号から第1号へ
  • 会社員と結婚して扶養に入った → 第1号から第3号へ
  • 配偶者が退職・独立した → 第3号から第1号へ

区分が変わったときに届け出を忘れると、未納期間ができてしまうことがあります。心当たりのある方は、ねんきん定期便で加入記録を確認しておくと安心です。

パートでも厚生年金に入る人が増えている

2025年6月に成立した年金制度改正法により、短時間で働く人の厚生年金への加入対象は、今後段階的に広がる予定です。

パートやアルバイトでも、勤務先や働き方によっては厚生年金に加入することになります。将来の受給額が増える一方、手取りが変わることもあるため、勤務先の説明をよく確認しましょう。

では、2つの年金で受給額は実際にどのくらい違うのでしょうか。


受給額はいくら違う?2026年度の最新データで比較

2026年度の公式データで見ると、国民年金の満額は月70,608円、厚生年金の平均は月約15.1万円で、その差はおよそ2倍です。

国民年金の満額は、初めて月7万円を超えた

厚生労働省によると、2026年度の国民年金(老齢基礎年金)の満額は月70,608円です。前年度から1,300円、1.9%の引き上げとなりました。

満額を受け取れるのは、20歳から60歳までの40年間(480か月)、保険料をすべて納めた場合です。未納や免除の期間があると、その分だけ減額されます。

なお、実際に国民年金だけを受け取っている方の平均は、2024年度末時点で月約5.9万円です。満額に届いていない方も少なくないことが分かります。

厚生年金の平均は月約15.1万円

厚生年金(会社員などが加入する第1号厚生年金)の老齢年金の平均受給額は、月151,142円でした(2024年度末時点、基礎年金を含む)。

ただし、これはあくまで平均です。現役時代の収入や加入期間によって、金額には大きな幅があります。

厚労省の「経歴別」データで見る、実際の差

厚生労働省は、2026年度の年金額改定にあわせて、働き方の経歴別に年金額の目安を公表しています。

経歴のタイプ 2026年度の年金月額 平均加入期間・平均収入
厚生年金が中心の男性 176,793円 厚生年金39.8年・月50.9万円
国民年金(第1号)が中心の男性 63,513円 厚生年金7.6年・月36.4万円
厚生年金が中心の女性 134,640円 厚生年金33.4年・月35.6万円
国民年金(第1号)が中心の女性 61,771円 厚生年金6.5年・月25.1万円
国民年金(第3号)が中心の女性 78,249円 厚生年金6.7年・月26.3万円

出典:厚生労働省「令和8年度の年金額改定について」(2026年1月23日)。平均収入は賞与を含む月額換算。

厚生年金が中心の男性と、国民年金が中心の男性では、月に約11.3万円の差があります。これは、実際の加入歴をもとにした推計です。

では、同じ40年間を働いた場合、どのくらい差がつくのかを計算してみましょう。


【シミュレーション】自営業40年 vs 会社員40年、20年で約2,190万円の差

自営業で40年間国民年金だけに加入した人と、平均年収500万円で40年間会社員だった人を比べると、受給額の差は月約9.1万円、20年間で約2,190万円になります。

計算の前提

  • 自営業:20〜60歳の40年間、国民年金保険料をすべて納付(満額)
  • 会社員:40年間厚生年金に加入、平均年収500万円(賞与込み)
  • 金額は2026年度の水準、65歳から85歳まで20年間受け取る想定

厚生年金の上乗せ分の計算式

厚生年金の上乗せ部分(報酬比例部分)は、おおまかに次の式で計算します。

平均年収 × 約0.55% × 加入年数

正確には「平均標準報酬額×5.481/1000×加入月数」という式です。平均年収500万円で40年加入すると、年約110万円、月約9.1万円になります。

受給額の比較

項目 自営業(国民年金のみ) 会社員(年収500万円) 差額
基礎年金(月額) 70,608円 70,608円 0円
厚生年金(月額) 0円 約91,000円 約91,000円
合計(月額) 約7.1万円 約16.2万円 約9.1万円
年間 約85万円 約194万円 約110万円
20年間 約1,690万円 約3,890万円 約2,190万円

年収別の早見表(40年加入の場合)

平均年収 厚生年金の上乗せ(月額) 基礎年金と合わせた月額
300万円 約5.5万円 約12.5万円
500万円 約9.1万円 約16.2万円
700万円 約12.8万円 約19.8万円

【シミュレーションについてのご注意】
上記は、過去の給与を現在の価値に直す「再評価率」、毎年の年金額改定、配偶者がいる場合の加給年金、税金・社会保険料の天引きなどを省略した概算です。実際の受給額は、加入歴・収入・受給開始年齢などにより一人ひとり大きく異なります。

では、なぜこれほどの差が生まれるのでしょうか。


なぜ差が生まれるのか?3つの理由

厚生年金の受給額が多いのは、「収入に比例して多く払う」「会社が半分を負担する」「払った分だけ上乗せされる」という3つの仕組みがあるためです。

理由1:給与に比例して保険料を払う

国民年金の保険料は、収入に関係なく一律で月17,920円(2026年度)です。

一方、厚生年金の保険料は給与・賞与の18.3%です。たとえば年収500万円なら、保険料の総額は年約91.5万円になります。支払う保険料の額が、そもそも大きく違うのです。

理由2:会社が保険料の半分を負担する

厚生年金の保険料18.3%は、会社と本人で半分ずつ負担します。年収500万円の場合、本人負担は年約45.8万円です。

残りの半分は会社が支払っています。自分の負担額以上の保険料が、将来の年金のために積み上がっていることになります。

理由3:払った分だけ多くもらえる設計

国民年金は、保険料を納めた月数に応じて金額が決まる定額の年金です。一方、厚生年金は、現役時代の収入と加入期間に比例して金額が決まります。

収入が高く、加入期間が長いほど、老後の年金も増える仕組みです。

一方で、国民年金ならではの仕組みもある

もっとも、国民年金には会社員にない支援制度もあります。

  • 収入が少ない時期は、保険料の免除や納付猶予を申請できる
  • 自営業向けの上乗せ制度(付加年金・国民年金基金など)が使える
  • 定年がないため、長く働いて収入を得やすい場合もある

どちらが良い・悪いではなく、仕組みの違いを知ったうえで備えることが大切です。では、老後以外の場面ではどのような差があるのでしょうか。


老後だけではない:障害・死亡時の保障の差

厚生年金と国民年金の差は、老後の年金だけでなく、病気やけがで障害を負ったときや、亡くなったときの保障にも表れます。

障害年金の差

国民年金の障害基礎年金は、障害等級1級・2級が対象です。厚生年金に加入していれば、これに加えて障害厚生年金を受け取れます。

障害厚生年金は3級まで対象で、国民年金だけの場合より、保障の範囲が広くなっています。

遺族年金の差

加入者が亡くなったとき、遺族が受け取れる遺族年金にも差があります。

  • 遺族基礎年金:主に、18歳到達年度末までの子がいる配偶者や子が対象
  • 遺族厚生年金:子がいない配偶者なども対象になりうる、厚生年金加入者の遺族向けの年金

遺族年金の受給条件や金額は、遺族年金はいくらもらえる?受給条件・金額・手続きを徹底解説で詳しく解説しています。

では、自分の年金が実際にいくらになるのかは、どうすれば分かるのでしょうか。


自分の年金を確認する方法:ねんきん定期便とねんきんネット

自分の年金の見込額は、毎年届く「ねんきん定期便」か、インターネットの「ねんきんネット」で確認できます。

ねんきん定期便:誕生月に届く「年金の通知表」

ねんきん定期便は、日本年金機構から毎年の誕生月に届く通知です。35歳・45歳・59歳の節目の年は封書で、それ以外の年ははがきで届きます。

特に確認しておきたいのは、次の3点です。

  • これまでの加入期間:未納や記録の漏れがないか
  • 年金の見込額:50歳以上の方は、今の条件で60歳まで加入した場合の見込額
  • 加入区分の履歴:転職・独立・結婚などの記録が正しいか

見方の詳細は、日本年金機構の「「ねんきん定期便」の様式(サンプル)と見方ガイド(令和8年度送付分)」で確認できます。

ねんきんネット:いつでも最新の記録を確認できる

ねんきんネットは、日本年金機構が運営するインターネットサービスです。パソコンやスマートフォンから、次のようなことができます。

  • 最新の年金記録を、いつでも確認する
  • 受け取り開始の年齢や働き方を変えた場合の見込額を試算する
  • 電子版のねんきん定期便をPDFで保存する

マイナンバーカードがあれば、マイナポータル経由でログインできます。2025年6月からは、マイナポータルの「年金」ページでもねんきん定期便の情報を確認できるようになりました(デジタル庁「マイナポータルのお知らせ」)。

自分の見込額が分かったら、次に気になるのは「それで老後の生活は足りるのか」という点ではないでしょうか。


年金だけで足りる?老後の家計の実態

総務省の家計調査によると、年金を主な収入とする65歳以上の無職世帯は、平均で毎月赤字になっています。

世帯のタイプ 可処分所得(手取り) 消費支出 毎月の不足額
65歳以上の夫婦のみの無職世帯 221,544円 263,979円 約4.2万円
65歳以上の単身無職世帯 118,465円 148,445円 約3.0万円

出典:総務省「家計調査報告(家計収支編)2025年平均」

この調査の世帯は、厚生年金を受け取っている世帯も多く含まれます。厚生年金があっても、平均的には月4万円程度の不足が生じていることになります。国民年金だけの場合は、不足額がさらに大きくなる可能性があります。

働き方別の詳しい不足額シミュレーションは、老後は年金だけで生活できる?3つのケース別シミュレーションと不足額の埋め方で紹介しています。支出の見直し方は、老後の家計見直しチェックリストも参考にしてください。


国民年金だけの人がとれる追加対策

国民年金だけの方は、公的な上乗せ制度や非課税の資産形成制度を組み合わせることで、老後の収入を補うことができます。

公的年金を増やす方法

  • 付加年金:月400円を上乗せして納めると、「200円×納付月数」が毎年の年金に加算される
  • 国民年金基金:自営業などの第1号被保険者向けの、公的な上乗せ年金
  • 繰り下げ受給:受け取りを66歳以降に遅らせると、1か月あたり0.7%増える(75歳まで)

受け取り時期の考え方は、年金の繰り上げ・繰り下げ、どちらが得?損益分岐点を年齢別に徹底解説で詳しく解説しています。

自分で備える方法

制度 特徴 ポイント
iDeCo(個人型確定拠出年金) 掛金が全額所得控除になる私的年金 2026年12月から、自営業の上限が月7.5万円に。加入も70歳未満まで拡大
NISA 運用益が非課税になる投資制度 年360万円まで、生涯1,800万円までの非課税枠
小規模企業共済 個人事業主・小規模企業の経営者向けの退職金制度 掛金は全額所得控除

iDeCoと国民年金基金は、掛金の上限を合算して管理します。また、iDeCoやNISAは元本が保証されない商品もあるため、仕組みとリスクを理解したうえで利用しましょう。

どの制度を組み合わせるべきかは、年齢・収入・家族構成によって変わります。社会保険労務士やファイナンシャルプランナー(FP)に相談するのも一つの方法です。

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エンディングノートに年金情報を記録しておく理由

年金の情報は、本人が元気なうちだけでなく、亡くなった後に家族が手続きをする際にも必要になります。

年金を受け取っている方が亡くなると、家族は年金の停止手続きをします。そのうえで、本人が受け取るはずだった「未支給年金」の請求や、遺族年金の請求を行います。

ところが、基礎年金番号や加入歴が分からないと、家族は手続きに手間取ってしまいます。未支給年金は5年で時効を迎えるため、気づかないまま請求できなくなるおそれもあります。詳しくは未支給年金の請求方法と時効をご覧ください。

記録しておきたい年金情報

項目 具体例
基礎年金番号 年金手帳・基礎年金番号通知書の保管場所
加入歴の概要 勤めた会社と期間、自営業だった期間
ねんきん定期便 最新の定期便の保管場所、見込額
ねんきんネット ログイン方法(マイナポータル経由かどうか)
上乗せの制度 企業年金・iDeCo・国民年金基金・個人年金保険の加入先
年金の振込口座 金融機関名・支店名(ネット銀行の場合は特に重要)

特に、ねんきんネットやネット銀行、iDeCoの運営管理機関などのログイン情報は、紙に書いて置いておくと盗み見のリスクがあります。一方で、誰にも伝えなければ、家族は存在自体に気づけません。

DEN(Digital Everlife Note)は、こうした大切な情報を暗号化して保管するデジタル終活サービスです。三分割暗号化方式により、生前は本人以外が見られない形で保管しつつ、いざというときに家族へ届けられる仕組みを目指しています。

ねんきん定期便が届いたら、見込額と保管場所をノートに書き足す。そんな「年に一度の見直し」の習慣をつけておくと安心です。

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よくある質問(FAQ)

Q1. 会社員から自営業になった場合、年金はどうなりますか?
A. 会社員だった期間は厚生年金に加入していた期間として記録され、その分の老齢厚生年金を受け取れます。自営業になってからは国民年金(第1号)のみの加入となるため、上乗せ部分はその時点で増えなくなります。退職後は、市区町村で国民年金への切り替え手続きが必要です。

Q2. 国民年金に未納期間があると、どのくらい減りますか?
A. 老齢基礎年金は、40年(480か月)納めた場合に満額となります。2026年度の水準では、未納1か月あたり年額で約1,760円減る計算です。なお、受け取るには原則として10年以上の資格期間が必要です。過去2年以内の未納分は、さかのぼって納められる場合があります。

Q3. 専業主婦(主夫)の年金はいくらもらえますか?
A. 会社員や公務員に扶養されている第3号被保険者の期間は、保険料の負担なしで国民年金に加入した扱いになります。この期間だけで40年加入すれば、老齢基礎年金は満額(2026年度は月70,608円)になります。独身時代などに会社員だった期間があれば、その分の厚生年金も受け取れます。

Q4. 厚生年金の受給額は、どこまで正確に分かりますか?
A. ねんきん定期便やねんきんネットの見込額は、これまでの加入記録をもとにした試算です。今後の働き方や収入、法改正、毎年の年金額改定によって変わります。定期的に確認し、大きな判断の前には年金事務所や社会保険労務士に相談すると安心です。

Q5. 年金には税金がかかりますか?
A. 公的年金は「雑所得」として、一定額を超えると所得税・住民税の対象になります。また、介護保険料や国民健康保険料(後期高齢者医療保険料)などが天引きされることがあります。額面と手取りは異なるため、手取り額で家計を考えることが大切です。

Q6. 自営業ですが、今から厚生年金に入ることはできますか?
A. 個人事業主のままでは、原則として本人は厚生年金に加入できません。法人を設立して役員報酬を受け取る場合や、会社に雇用される場合は、厚生年金の加入対象になることがあります。メリット・デメリットは個別に異なるため、社会保険労務士や税理士にご相談ください。

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まとめ

厚生年金と国民年金の受給額の差は、「収入に比例して払う」「会社が半分を負担する」「払った分だけ上乗せされる」という仕組みの違いから生まれます。2026年度の水準では、国民年金の満額が月70,608円、厚生年金の平均が月約15.1万円です。平均年収500万円の会社員と自営業を40年ずつで比べると、20年間で約2,190万円の差になります。

ただし、これらはあくまで平均や概算であり、実際の受給額は加入歴や収入によって一人ひとり大きく異なります。まずは、ねんきん定期便やねんきんネットで自分の見込額を確かめてみてください。そのうえで、足りない分をiDeCoやNISA、付加年金などでどう補うか、社会保険労務士やファイナンシャルプランナーに相談しながら考えていくと安心です。

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参考資料
– 厚生労働省「令和8年度の年金額改定について」(2026年1月23日)
– 厚生労働省「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」(2025年)
– 日本年金機構「国民年金保険料」(2026年度)
– 日本年金機構「令和8年4月分からの年金額等について」(2026年)
– 日本年金機構「ねんきんネット」
– 総務省「家計調査報告(家計収支編)2025年平均」(2026年)

※本記事は一般的な情報提供を目的としており、法律・税務・投資相談ではありません。個別の案件については、専門家(社会保険労務士・ファイナンシャルプランナー・税理士・弁護士)にご相談ください。年金の受給額は、個人の加入歴・収入・受給開始年齢などによって大きく異なります。記事内の情報は2026年9月時点のものであり、法改正や年金額の改定等により変更される場合があります。

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